「ネパール文化交流会in駒ヶ根」が市文化会館で開催されました。ドゥルガ・バハドゥール・スベディ駐日ネパール特命全権大使が出席したほか、ネパール本国から人気歌手のラム・クリシュナ・ダカールさんとティカ・デヴィ・プラサインさんが来日し歌を披露しました。ステージではネパールの民族舞踏や駒ヶ根太鼓などが披露されたほか、カレー用スパイスをつくるワークショップや民族衣装の体験なども行われました。
このイベントは2025年大阪・関西万博への機運を高めるために、国の万博国際交流プログラムを活用して行ったもので、当会も共催しました。
また、スベディ大使がご自身のYouTubeに当日の様子をまとめた動画をアップしてくださいましたので、ぜひご覧ください。動画はこちら
JICAのJDS留学生としてネパールからみえ、早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科で学んでいる学生5名と加藤 篤史先生が、駒ヶ根市を訪問しました。訪問の目的は、駒ヶ根市と国際協力友好都市協定を結ぶネパール国ポカラ市において、どのような活動が行われているか、また、活動によって両市の市民・団体・企業等の意識、活動の変化を知るためで、これは、学生の1人が以前、ポカラ市役所で勤務されていたことをきっかけに実現した訪問でした。会では、母子保健プロジェクトや手作り出産祝い品のプレゼント等、これまでの交流の歩みを説明し、留学生からは、多くの市民の方が関わる交流が長い間継続していること、また、ネパールで行っている母子保健プロジェクトについて好意的な感想をいただきました。
JICAネパール事務所にアレンジいただき、ネパールの民放最大手のテレビ局であるKantipur TVに当会が行う継続ケア研修および母子友好病院を取材いただき、テレビ放映されました。現在、YouTubeでも視聴可能ですので、ぜひご覧ください。
駒ヶ根駅前ビル「アルパ」多目的ホールにおいて、第25回総会を開催し、議事が承認されました。新しい会員の方もお迎えし盛会に開催することができました。
生徒が地域課題を学び、具体的な取組を通じて主体的・能動的に解決策を構築していくためのモチベーションを高めることを目指した地域探求講座8講座のうち「地域でできる国際協力」のテーマについて、JICA駒ヶ根とともに当会が担当し、全体オリエンテーションを行いました。今後、本テーマを選択した生徒さんのやりたい気持ちに寄り添いながら探求を深めるサポートをしていきます。
2023年3月~4月にネパールへ渡航いただいた、川手幸子助産師(幸助産院院長・駒ヶ根市)、赤羽洋子助産師(菜の花マタニティクリニック師長・伊那市)、竹原泰世母子保健専門家(ネパール交流市民の会・USA)の3名による研修・視察報告会を開催しました。
報告会には、プロジェクト協働推進グループ(長野県看護大学、菜の花マタニティクリニック、おひさま助産院、幸助産院)を中心に参加いただき、赤羽さんからは、日頃の臨床現場の視点からの現地の医療、ケアの様子を、赤羽さんと竹原さんからは、乳房ケア指導者育成の様子を報告いただきました。また、赤ちゃんへの手作り祝い品や乳房ケア指導者育成で使用するおっぱいモデルに対して、現地の方が喜んでいる様子の報告もありました。
日本側での開始式(2023年2月6日)に続き、ネパール側でも実施団体であるポカラ駒ヶ根友好協会(PKCAF)の皆様のおかげで、開始式が盛大に開催されました。
開始式には、ネパール国ガンダキ州チーフ大臣、ガンダキ州保健人口省事務次官、母子友好病院運営委員長はじめ大勢の病院スタッフ、また、地域の保健ボランティアや女性クラブなどからも大勢ご出席いただきました。また、JICAネパール事務所からは、大久保所長はじめ4名もの方がお越しくださり、心強いメッセージをいただき、改めて事業が実施できることへの感謝の気持ちがあふれてきました。さらに、駒ヶ根からも市民の方が当会役員とともにかけつけ、また、ガンダルバ音楽の生演奏もあり、大変賑やかな式となりました。開始式に先立ち、ポカラ市長をお迎えして当会幹部らと母子友好病院での懇談もあり、両市の友好の絆を感じる機会にもなりました。
当会後援の第2回駒ヶ根フォーラムが開催されました。今回は「母子保健協力を通じた開発途上国に対する支援 ~市民協働による国際協力~」をテーマに、JICAや長野県看護大学、地域の医療機関や助産師、民間企業、地域の皆様のご協力をいただきながら進める当事業「母子保健協力」について同会からも登壇し、講演、パネルディスカッションの中で専門的見地から議論を交わし、また、その後に3つの分科会に分かれて参加者同士で意見やアイデアが交わされました。(オンラインと赤穂公民館のハイブリッド形式での開催:国内外から約160人の参加)
駒ヶ根市が提案団体、ネパール交流市民の会が実施団体となり、2015年から2期にわたりJICA草の根技術協力事業に取り組んできました。事業の成果をさらに発展・定着させるため、再度事業提案し、JICAより採択事業として認められ、2023年1月13日付けでJICAと契約締結しました。新規事業(第3フェーズ)の開始にあたりポカラ側にはオンラインで参加いただきながら関係団体が一堂に会し、事業への抱負や期待を語りました。関係団体の協力をいただきながら、これから2年半にわたる活動を進めていきます。
2023年1月13日付けでJICA草の根技術協力事業 業務委託契約を締結しました。本事業は、2015年から取り組んできており、今回が第3フェーズとなります。第1フェーズ・第2フェーズでは「性教育から産前」、コロナ禍にはCLAIR(自治体国際化協会)のスキームで「分娩第1期」と母子保健医療の改善に取り組んできました。今回の第3フェーズでは「産後、新生児」に焦点を当て、「妊娠期から産後まで母児を地域で支える切れ目のない継続ケア」を目標に下記の取り組みを進めていきます。
JICA草の根技術協力事業(第3フェーズ)
事業名:ポカラ市における妊娠期から乳児期までの切れ目のないケア推進事業(地域活性型)
実施期間:2023年1月~2025年6月
①対象医療施設(ヘルスポスト)の医療従事者及び女性地域保健ボランティアの連携強化
②医療従事者が研修を通じて産前・産後/新生児・乳児期ケアの能力強化
③女性地域保健ボランティアの地域における産前産後ケアの能力強化
④医療施設へのアクセスが困難な妊産婦が安心して周産期を過ごせる体制の強化
⑤両国の地域において市民の協力が促進され、民際活動への参加度が高まる
菜の花マタニティクリニック様(長野県伊那市)から、ポカラ市の病院で医療従事者が研修に使う医療モデル(成人女性骨盤モデル、産褥子宮触診シミュレータ、バイタルサインベビー)3種類 計5台(約90万円相当)を寄贈いただきました。
2023年1月から実施予定の「草の根技術協力事業」第3フェーズで、ネパールと日本をつないでのオンライン研修を実施予定ですが、今回、医療モデルを寄贈いただいたことで、ネパールと日本で同じ医療モデルを用いながら効果的な研修を行うことができます。今回の寄贈は、菜の花マタニティクリニックの鈴木院長が、急激な円安によるプロジェクト事業費の大幅な目減りを知り、各種研修機材を購入、寄贈いただきました。菜の花マタニティクリニック様には、2017年からクリニック助産師のネパール国への派遣、同国の医療従事者の研修の受け入れ、オンライン研修の講義等に、鈴木院長をはじめ、多くの医療従事者に母子保健プロジェクトに協力をいただいております。
シンポジウムの1つ「オンライン・リモート時代の国際協働:限りある資源の中で、「誰も取り残さない思いを実現するtips5」の登壇者であるJICA 渡部晃三氏より「草の根技術協力等でのオンライン活用の好事例」として当事業の乳房ケアトレーニングが取り上げられました。
コロナ禍における事業の実施は、常に変更の繰り返しであり、渡航ができない中で始まったオンライン研修でしたが、予想外にも多くの利点をもたらしてくれました。母子友好病院スタッフのケア技術・知識向上は、乳房ケアにとどまらず、フットケア、マタニティアセスメント等も実施し、長野県看護大学、菜の花マタニティクリニック、おひさま助産院等の地域の母子保健関連機関にご協力をいただき実施してまいりました。2年以上にわたり渡航をせずに数多くの研修を積み重ねてこられたのは、両市の間に確固たる信頼が築かれていたこと、各人の誠実な思いがあったことによるものと改めて感じています。
自動車ブランドのMINIによる企画「BIG LOVE ACTION」。MINIが社会課題をクリエイティブな形で解決しようと
数あるプロジェクトの中から当会の「『市民と市民』がつながる協力
駒ヶ根駅前ビル「アルパ」多目的ホールにおいて、第24回総会を開催し、議事が承認されました。
当会の活動が掲載された「楽しく調べよう!身近な国際交流」上巻・下巻セットを市立図書館、市内の2つの中学校及び市内の5つの小学校に、教育委員会を通じて寄贈しました。
※ネパール交流市民の会の紹介「医療の交流で母子の健康を支える」(上巻P38-P39)